光の帝国 - キャラメルボックス2017グリーディングシアターvol.4

恩田陸原作(『大きな引き出し』集英社『光の帝国』所収) 成井豊 真柴あずき 脚本・演出

※初演(2009年)DVDは、キャラメルボックス・オンラインストアで発売中

公演情報|STAGE INFORMATION

キャラメルボックス 2017 グリーティングシアターVOL.4ツアースケジュール

東京都(北千住)
10/4(水)・5(木)シアター1010 ※ホール主催
東京都(立川市)
10/7(土)・8(日)たましんRISURUホール 大ホール(立川市民会館) ★初公演・共催
埼玉県(秩父市)
10/12(木)秩父宮記念市民会館 大ホール フォレスタ ★初公演・開館記念公演 ※ホール主催
愛知県(豊川市)
10/15(日)豊川市御津文化会館(ハートフルホール) ★初公演 ※ホール主催
大阪府(阪南市)
10/17(火)阪南市立文化センター サラダホール 大ホール ★初公演 ※ホール主催
広島県(廿日市市)
10/19(木)はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール ※共催
鳥取県(鳥取市)
10/22(日)鳥取市民会館 大ホール ★初公演 ※ホール主催
大阪府(西梅田)
10/27(金)~29(日)サンケイホールブリーゼ ※劇団主催
埼玉県(所沢市)
11/3(金・祝)所沢市民文化センター ミューズマーキーホール ※ホール主催
新潟県(新潟市)
11/5(日)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場 ※ホール主催

先行予約・前売日程

7/14(金)~17(月・祝)
CSC抽選予約
7/21(金)~23(日)
CSC抽選予約確認期間
7/25(火)~28(金)
CSC先着予約
7/26(水)~28(金)
ぴあごん・キャラメール 先着予約
★8/5(土)
前売開始

チケット予約

ストーリー|STORY

小学4年生の春田光紀には、読んだものを「しまう」力があった。古事記も枕草子も平家物語も、一度読んだだけで完璧に暗記できるのだ。実は、光紀の両親も、姉の記実子も、同じ能力を持っていた。が、それは家族だけの秘密。光紀には不満でならなかった。学校からの帰り道、『平家物語』を暗誦していると、一人の老人に話しかけられる。老人は猪狩義正という名の元医師で、光紀の暗誦ぶりを褒めた。が、光紀の両親は、その老人に二度と会うなと言う。光紀は激しく反発する…。

キャスト|CAST

  • 関根 翔太
  • 森 めぐみ
  • 鍛治本 大樹
  • 小林 春世
  • 毛塚 陽介
  • 金城 あさみ
  • 竹鼻 優太

ゲスト紹介

原口 健太郎(劇団桟敷童子)

来年結成20周年を迎える劇団桟敷童子の看板俳優。桟敷童子は、劇団員一丸となって舞台セットを作り上げ、舞台美術・音響・照明の三位一体となった美しさ、そしてパワー溢れる役者陣の演技に定評がある。今後の活動予定は、オフィスコットーネプロデュース『怪談牡丹灯籠』(7/14(金)~ 30(日)、すみだパークスタジオ倉)、劇団桟敷童子『標』(12/12(火)~25(月)、すみだパークスタジオ倉)。

原口 健太郎(劇団桟敷童子)

家納 ジュンコ

円演劇研究所、劇団四季を経て、2002年劇団サモ・アリナンズ入団。2008年の活動休止まで全公演に「久米淳子」の名で出演。振り切った演技で観客を沸かせるコメディエンヌ。キャラメルボックスのメンバーでは、鍛治本大樹と共演している。近年は、「キレイ」、空想組曲、はえぎわなどの舞台で活躍する傍ら、プロデュース公演June&Megも行っている。日本看護協会「闇の中の私」配信中。

家納 ジュンコ

スタッフ|STAFF

STAGE STAFF

  • 美術:秋山 光洋
  • 照明:勝本 英志
  • 音響:早川 毅
  • 振付:川崎 悦子<BEATNIK STUDIO>
  • 衣裳:赤穂 美咲
  • ヘアメイク:山本 成栄
  • 小道具:髙庄 優子
  • 演出補:水谷 友香梨
  • 舞台監督:土居 三郎

PLANNING

  • 製作総指揮:加藤 昌史
  • プロデューサー:仲村 和生
  • 宣伝美術:徳永 健(クラウドボックス)
  • 宣伝写真:原 哲也(Tokyo Otaku Mode)
  • 宣伝ヘアメイク:黒田 はるな
  • 舞台写真:伊東 和則
  • サポーターズ・クラブ運営:ロム・シェアリング
  • 企画/製作:ネビュラプロジェクト

イントロダクション|INTRODUCTION

原作者 恩田 陸からのメッセージ

数年前、紙問屋の社長さんと話していた時に「記録媒体として何がいちばん優れているか」という話になった。社長さんは「和紙に墨で書いたもの」と即答した。なぜならば、歴史が既にそのことを証明しているから。確かに、初めてワープロとフロッピーディスクが登場した時は、これがこれからのスタンダードになると思ったのに、その寿命は短く、たかだかここ二十年くらいのあいだに、めまぐるしく記録媒体が現われては消えていった。しかも、それらに書き込んだデータは予想以上に劣化のスピードが速く、いつ消えても不思議ではないのだそうだ。おまけに読み出す機械と電力がなければ、中に何の情報が入っているのかすら分からない。だとすれば、世界から文明が消滅した未来、やはり常野一族の末裔がかつての人類の取ってきた方法通り、こんなデジタル技術の時代などなかったかのように、人々の記憶を伝えつづけているのかもね、と思う今日このごろなのであった。

脚本・演出 成井 豊からのメッセージ

今回のグリーティングシアターは、『光の帝国』です。この作品は、恩田陸さんの連作短編集『光の帝国』(集英社文庫)に収録されている『大きな引き出し』を舞台化したもので、初演は2009年。今回が8年ぶり、2回目の上演になります。初演は上演時間が60分の短編演劇でしたが、今回はこれを90〜120分の長編に作り直します。主人公の「春田光紀」は関根翔太。入団5年目にして、ついに主役に挑戦です。ゲストに原口健太郎さんと家納ジュンコさんをお招きして、全く新しいキャストで、新しい『光の帝国』に挑みます。ご来場を心よりお待ちしています。

2017年、4回目の「グリーティング シアター」に向けて

演劇集団キャラメルボックス 製作総指揮 加藤昌史

2014年『無伴奏ソナタ』(原作・オースン・スコット・カード)、2015年『水平線の歩き方』(成井豊オリジナル)、2016年『嵐になるまで待って』(成井豊オリジナル)、とお届けしてきた、「グリーティングシアター」と銘打った、キャラメルボックスの秋恒例「会いに行くツアー」。これまでの各上演地では大きな賞賛をいただき、4回目のツアー実施となりました。

今年の作品は、『光の帝国』。
この作品を今ツアーで上演しよう、という企画は2016年夏から準備していたのですが、その原作者である人気作家・恩田陸さんが、なんと今年になって『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、さらに第14回本屋大賞までをも受賞されました。この、全く性格が異なる二賞の同時受賞と「同作家二度目の本屋大賞受賞」は、史上初だそうです。特に二賞同時受賞に関しては、「直木賞受賞作品が売れるのはわかっている。それがわかっていた上で、さらにもっと読者にお勧めしたかった」という本屋大賞の審査員の言葉が印象的でした。

そんな「時の人」とも言うべき恩田陸さんの人気シリーズ「常野物語」の第1作に当たるのが今公演の原作である『光の帝国』です。私たちにとっても国内人気作家の作品の舞台化でツアーに出るのは初めてのこととなりますので、演劇ファンだけではなく、恩田ファン、読書好きの方々とも新しい出会いができるのでは、と楽しみにしております。

今作品は、キャラメルボックスでは2009年に初めて舞台化。その際は上演時間60分の「ハーフタイムシアター」として上演しました。しかし今回は、「常野」の不思議な一家の物語を掘り下げるため100分程度の本公演として作り直して上演致します。
キャストは、2016年の『嵐になるまで待って』で飛躍的に魅力を増大させた鍛治本大樹を中心とした溌剌としたメンバーを中心に構成しました。
主演は、千葉大学園芸学部出身、という異色の経歴を持つ2013年入団の関根翔太。初舞台以来、人なつっこい少年のような風貌と演技には定評があり、同期の女優・木村玲衣はすでに2015年の『時をかける少女』で主演を務めたこともあって主演作が待たれていたところでした。
関根が演じる主人公の姉を演じる森めぐみは、これまた静岡大学農学部出身、という異色な才媛。2009年入団ですが、本格的なヒロインは意外なことに今回が初めて。華奢な体には似合わない太く大きく豊かな声を活かした演技で、これまでのキャラメルボックスを支えてきました。

今回のツアーは、東京・足立区の北千住で初日を開け、西東京の立川市、埼玉県秩父市、愛知県豊川市、大阪府阪南市、広島県廿日市市、鳥取県鳥取市、大阪・西梅田、埼玉県所沢市、そして新潟県新潟市、という10カ所を回ります。

シンプルながらハイセンスな舞台美術とまばゆい照明機材、そして東京・サンシャイン劇場と震わせる音響システムも、一緒に連れてうかがいます。

あなたの街でお目にかかれることを、楽しみにしております。